客室のご紹介「離れ HANARE」

2024.12.28

  • 明治41年に貿易商の邸宅として建てられ、その後は長崎唯一の中華料亭として約70年の歴史を重ねてきた「陶々亭」。和華蘭文化を感じさせる特徴ある3つの客室では、非日常の空間とひと時を満喫する宿泊体験をお楽しみいただけます。
    今回は客室の一つ「離れ HANARE」をご紹介します。

  • 「離れ HANARE」は陶々亭の客室で唯一のメゾネットタイプ。陶々亭をオーベルジュにリニューアルするにあたって、1階の天井部分を撤去して吹き抜け構造にすることで、明るく開放的な空間となりました。他の客室にはないスケールの大きな空間はお客さまに好評で、「旅先に持ってきた仕事のデスクワークがとても捗った」、「テレビもラジオもないけれど、それに気づかないくらい楽しむことができた」などといったお声を頂戴しています。

  • 「離れ HANARE」は主屋の建物と繋がっており、もともと1階部分と2階部分はそれぞれ分かれていました。中華料亭時代、結婚式の際には花嫁の控室としても使われていたそうです。2階部分には、畳の和室2部屋、5.5畳の和室1部屋がありましたが、そのうち1部屋は吹き抜けとなったことで、1部屋は寝室、もう1部屋はお風呂やトイレといった水回りに生まれ変わりました。

  • 寝室にはベッドが2つあり、最大2名まで宿泊できる客室となっています。
    ちなみに一番広いタイプの客室「主屋 OMOYA」とは、2階通路階段を挟んで隣に位置しています。ベッドそばにある特徴的な細長い窓からは、陶々亭の庭を上から眺めることができます。

  • 1階には、木目のあたたかさを感じさせる「HIROSHIMA」のテーブルとチェアを用意。
    チェアの広い座面はやや低く、テーブルと組み合わせてちょうどよい高さになるよう工夫されています。さらに京都の和紙職人・ハタノワタル氏の作成したアート作品を1階と2階にそれぞれ配置。和紙の持つ魅力を感じていただけます。ベッドサイドのライトは「サンタアンドコール セスティタ アルバ」のもの。スペインの照明ですが、歴史を重ねた日本家屋の空間ともうまくマッチしています。

  • 1階レストラン「HAJIME」にてシェフ厳選の食材で作られたイタリアンをお楽しみいただき、お食事の後はぜひ「離れ HANARE」で静かな時間と空間を楽しんでいただきたいです。オーベルジュだからこそできる、大切な人と過ごす特別なひと時を陶々亭で味わってはいかがでしょう。