陶々亭宿泊者限定「ライブラリー」
2025.03.15
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寒い日もありますが、日毎に暖かくなってきて、陶々亭にも春が近づいてきています。
私共、陶々亭のレストランには本棚があり、様々な書籍を置いております。
どうして本棚を置くことになったのかと申しますと、私共陶々亭には他のホテルにはある
テレビがありません。テレビを見ながら過ごすということはできませんが、少しでもお客様に
ゆったりとした時間を過ごして頂けるようにと本棚を置くことにいたしました。
こちらの書籍は、お部屋に持ち込んで楽しんで頂くことが出来るようにしております。
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書籍に関しても長崎の歴史に関するもの、長崎が舞台になった小説、
長崎の教会を網羅した写真集など様々な書籍を揃えております。
陶々亭の照明や椅子、テーブルなどは北欧のものを多くそろえておりますが、
北欧の照明、Yチェア、レストランで多く使われている波佐見焼の本なども揃えており
長崎を感じる書籍をご準備しています。
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いくつか置いてある書籍のご紹介をいたします。1冊目は「長崎ぶらぶら節」。
著者はなかにし礼。第122回の直木賞を受賞しています。陶々亭から歩いてすぐの所に、
日本三大遊郭のひとつに数えられる丸山があるのですがそこが本の舞台となっています。
丸山遊郭の芸者、愛八の波乱万丈で愛に生きた人生が描かれた作品です。
この作品は2000年に映画化されており、吉永小百合さんと渡哲也さんが
主演をつとめたことでもご存じの方は多いのではないかと思います。 -
2冊目は「北欧の照明」。著者は小泉 隆。陶々亭にある照明は北欧のものが多いのですが、
ポールヘニングセンやハンスJウェグナーなどの北欧の照明デザイナーの人物像や照明デザインや機能、
照明を使った空間写真など500点に及ぶ写真で構成されていて、インテリアが好きな方
空間デザインに興味がある方には興味深く、見ごたえのある1冊です。 -
そしてこの本棚も北欧のもので、カールハンセン&サン社のキャビネットFK63Deep book caseです。
デザイナーはプレーベン・ファブリシャスとヨルゲン・カストホルムで、
無垢のオーク材を使用しており、シンプルですがとても美しいキャビネットです。
ぜひ、陶々亭に宿泊の際にはレストランの本棚からお好きな本を手に取って頂き、
ゆったりとした時間を過ごしてはいかがでしょうか。