「長崎くんち」今年の踊町のご紹介~諏訪町~
2025.07.29
-
早めの梅雨が明け、夏本番になってまいりました。
今月の日誌では10月7日8日9日に開催される「長崎くんち」の踊町について
ご紹介いたします。
長崎にお住まいでない方には「長崎くんち」という言葉は聞かれたことがない方が
大半ではないでしょうか。
「長崎くんち」とは長崎市上西山町にある諏訪神社の秋季大祭のことで、
400年ほど前に始まって現在も受け継がれている華やかな祭りです。
「長崎くんち」と言えば龍踊や太鼓山(コッコデショ)、鯨の潮吹き、
唐人船やオランダ船といった担ぎものや、曳き物、本踊りなどの
豪華な出し物が有名です。
それぞれの踊町と呼ばれる町が7年に一度の順番で諏訪神社に奉納するのです。
-
今年の長崎くんちでは、諏訪町が龍踊を奉納します。
龍踊は皆さんも一度は聞いたことはあるでしょう。
もともと龍踊は、数千年前の中国で雨乞いの儀式として行われたのが発祥とされています。
その後、陶々亭のすぐそばにあった唐人屋敷内の上元の祭りで披露され、
隣接する長崎の町人が龍踊を習い、現在の龍踊の奉納踊りとなったそうです。
写真:唐館絵巻・川原慶賀 -
諏訪町の龍踊といえば青龍と白龍の二匹の龍と、子龍、孫龍も登場し、大小の様々な龍が
入れ替わり立ち代わりに登場することで有名で、
また2匹の龍が諏訪神社の踊り場を駆け回る双龍の舞も大きな見どころのひとつです。
今年は何匹の龍が登場するかは分かりませんが、諏訪神社の青空の元、
華麗に空を舞う龍を桟敷席で間近に見ることが出来るのはとても羨ましく思います。
写真:長崎伝統芸能振興会より
https://nagasaki-kunchi.com
-
陶々亭では、長崎くんちの諏訪神社桟敷観覧チケットがついた1泊2食付きの宿泊プランを販売しております。
現在有難いことに半分ほどのお部屋がご予約を頂いております。
築117年の歴史ある建物で、オーセンティックなイタリアンを堪能していただき、
諏訪神社では長崎で400年ほど続く奉納踊りを堪能していただけるという、
とても贅沢な宿泊プランとなっております。
ぜひ皆さまこの機会に長崎へお越しくださいませ。
たくさんのお客様にお会いできることを楽しみにしております。