客室のご紹介「主屋 OMOYA」

2024.10.11

  • 築100年以上の古民家をリノベーションしたオーベルジュ「陶々亭」。商家としてはじまり、中華料亭を経た建物を活かした客室は、どれも個性的な空間かつ他にはない宿泊体験を堪能することができます。今回はその中で最も広く、存分に景色を楽しめる2階の客室「主屋 OMOYA」をご紹介します。かつて陶々亭が中華料亭だった頃は宴会場として使われていた部屋で、L字型の縁側には当時の面影が今も残っています。レストランでゆったり美食を堪能した後、歴史を重ねた和風建築で特別な時間を過ごしたい方におすすめの客室です。

  • 敷地内の中心的な建物となる主屋は、趣向を凝らした丁寧な造り。その2階に設けた「主屋 OMOYA」は、3つの客室の中で最も広いタイプとなります。階段を上がり部屋に入ると、右側が寝室、左側が和室となっています。天井や欄間、床の間は当時のままで、ミニテーブルも長年ここで使われてきたもの。古い木材の豊かな表情が、時代に左右されない普遍的なデザインの家具とうまくマッチしています。

  • 昭和の時代から中華料亭として、たくさんのお客さまをもてなし続けてきた陶々亭。当時は周囲に高い建物がなく、坂の上にある陶々亭の宴会場からは、遠くに長崎港を眺めることができたそう。おいしい料理とお酒を味わい、楽しい会話に花を咲かせつつ、港町の景色に目を向ける。そんな贅沢なひと時の名残が、今も感じられる客室です。窓からは大切に残されてきた坪庭や池を見下ろすこともでき、心をほっと落ち着かせてくれます。

  • 特徴的なL字型の縁側は板張りで、その美しい造作や年月を重ねた木材の深みに驚かされます。ちなみに昔は赤い絨毯が敷かれていたそうで、贅沢な宴の席を演出していました。縁側に座り、窓の外を眺める時間を一人占めできるのも「主屋 OMOYA」の大きな魅力です。

  • ベッドはセミダブル2台を用意(3名様以上でご利用の場合は敷布団となります)。3部屋の中では唯一、お子様連れでの宿泊が可能です。テレビも電話もない、静かな和の空間。親子でゆっくりと語り合うひと時は、きっと素敵な思い出になります。

  • 1階の「レストラン HAJIME」で美食を堪能し、かつて宴会場だった客室で余韻に浸りながらくつろぐ。そんな陶々亭というオーベルジュの醍醐味を存分に味わうことができる「主屋 OMOYA」。積み重ねてきた歴史に思いを巡らせながら、特別な時間を大切な人と過ごしてほしい客室です。